製造において、日本の場合必ずといっていいほどサンプルを要求されます。
まずはサンプルをもらって評価をし、それでいけそうなら試作に入り量産にはいります。当然、試作もサンプルがいるわけですが..,
しかし、中国製造においてこのやり方は結構失敗する事が多い。なぜなら、中国工場がいうサンプルと日本が求めるサンプルへの思いがちがうからではないか?
日本はサンプルというと、もう、それがベースでほぼその品質とその作りで製品が出来上がると期待する。つまり、そこで製品の良し悪しまで判断してしまうことが多い。
しかし、中国におけるサンプルは、本当のサンプルであり、それが製品のできを期待するサンプルではない。ようは、どんなものか?を見てもらうためのサンプルである事が多い。
なので、サンプルを注文すると、やけにボロボロでいかにも手作りのようなものであったり、明らかに倉庫から引っ張りだしてきた傷だらけのボロボロであったり、
逆にやけにゴージャスでなんとも言えない、こりゃなんだ?成金か?高いんじゃないか?なんてものももとどいたりする。
結局、評価には至らないレベルのものが多く、これで出来上がりを想像できるはずがなかったりする。ただ、すでに市場に流通しているもののサンプルとしては、その製品そのものが送られてくるので、十分評価はできる。
しかし、本当に何度もやられてしまう事が多い。
タオバオやアリババで見つけた製品のOEMを検討する場合は必ずサンプルとしてその製品を注文するのだけど、写真とは程遠いものが届く事が多い。やっちまった!か、あーあ、やっぱりか!
豪華でガッチリ素敵ないかにもしっかりしているプラスチックの扇風機、こりゃこの値段で凄いな!どうせサンプル注文するのなら、うちの家にも追加で2台ほど….何度やっても失敗する。届いたサンプル…開けてみると、なんじゃこりや…ポリバケツのような扇風機が届いたりする。おまけに、電気入らず、ただのオブジェかゴミ化してしまう事で多々あり….中国アルアルがよくある。
ただそれだけではない。良心的にしっかり写真通りのものがあったり、写真以上のものが届いたりすることも多くある。
これも大体アリババならチャットで話をしているうちにわかる。あ!こりゃ危ないなとか、お!なかなかいけそうだ!とか…
ま、しかし、サンプルだし…しょうがないか!金捨てるつもりでサンプルを買うのだから….