inti 光目覚まし時計

Case Study — 2013-2018

inti

光目覚まし時計

手のひらに、太陽を。
最大20000ルクスの執念。

全国のメディアが注目した、朝を変える『光』のイノベーション。

Design Strategy

デザイン戦略

独自のチルト機構

北欧のデザイナーからの要求は明確でした。「光の角度を、ユーザーが自由に調整できること」

しかし、単なるヒンジ機構では、デザインの美しさを損ねてしまう。 アルミダイキャストの筐体に、目立たない・滑らか・確実な チルト機構を組み込む必要がありました。

試作を重ね、アルミと樹脂の嵌合(かんごう)を最適化し、 美しさと機能性を両立させる機構を完成させました。

反射効率を最大化する「白」

LEDの光を最大限に引き出すため、私たちは基板そのものを白色に設計しました。

通常、基板は緑色や黒色が一般的です。しかし、光を反射させ、輝度を最大化するには、白い基板が最適。

コストは上がりますが、「太陽のような光」を実現するため、 私たちは妥協しませんでした。

intiのアルミダイキャスト筐体とチルト機構

アルミダイキャスト筐体と独自のチルト機構

The Optical Innovation

光学的革新

フレネルレンズによる集光

最大20000ルクスという、 太陽光を超える明るさを実現するため、私たちはフレネルレンズに着目しました。

問題は、このレンズをどこで調達するか。 私たちは中国の工場を訪ね歩き、ついに「農家の奥の精密工場」を発見しました。

そこで製造される高品質なフレネルレンズを、20個配置。 LEDの光を効率的に集光し、手のひらサイズで太陽のような光を生み出すことに成功しました。

20個のフレネルレンズ配置

19個のフレネルレンズによる集光システム(プレースホルダー)

20,000

最大照度(Lux)

太陽光を超える圧倒的な明るさ

The Power of Silence

静寂の力

チャージポンプ回路

チャージポンプ回路による高効率電源(プレースホルダー)

モスキート音の完全排除

高輝度LEDを駆動するには、大電流が必要です。 しかし、従来の電源回路では、耳障りな「モスキート音」が発生してしまう。

朝の目覚めに、不快な音は許されません。 私たちは、数十種類のACアダプタを試験し、 最も静かで効率的なものを選定しました。

さらに、チャージポンプ回路を採用することで、 省電力でありながら高輝度を実現。完全な静寂の中で、太陽のような光を届けることができました。

「光だけでなく、静寂も届ける。それが、朝の体験を完璧にする。」

— 開発エンジニア

The Spirit of Completion

完遂の精神

Crisis & Dedication

スタッフ総出の完遂劇

製品が完成し、量産が始まった後、ソフトウェアのアップデートが必要になりました。 すでに製造された数千台のintiに、 新しいファームウェアを書き込む必要があったのです。

工場に送り返して書き込むことも考えましたが、納期が迫っていました。 私たちは決断しました。「京都の社内で、全台書き込もう」

スタッフ総出で、朝から晩まで、1台1台、丁寧に書き込み作業を行いました。 数千回のUSB接続、数千回の書き込み確認。

単純作業の繰り返し。しかし、その一台一台に、私たちの「納期を守る」という責任感が込められていました。

数千台

社内で書き込み

全スタッフ

総出での対応

納期厳守

約束を果たす

Technical Specifications

技術仕様

光学系

LED
高輝度白色LED × 20個
レンズ
フレネルレンズ × 20個
最大照度
20,000 Lux

構造・材質

筐体
アルミダイキャスト + 樹脂
基板
白色基板(反射効率最大化)
チルト機構
独自設計(アルミ・樹脂嵌合)
USBケーブル
2m 特注ケーブル

電源・制御

電源回路
チャージポンプ方式(静音設計)
ACアダプタ
モスキート音完全排除品
LCD
カスタムLCD表示

成果

メディア露出
NHK「あさイチ」、日テレ「月曜から夜ふかし」他多数
販売期間
2013年 - 2018年
受賞
グッドデザイン賞候補
「技術者が見れば、この設計の苦労がわかる。それが、プロフェッショナルの証である。」
アルミ・樹脂嵌合|白色基板|2m特注USB|カスタムLCD

技術的な困難を、
共に解決するパートナーとして

「不可能」を「可能」に変える。
それが、私たちの35年間変わらぬ使命です。
初回のご相談は無料です。